Ad astra abyssosque

てきとう。

小説とかのこと

文学的アイドルもまた別のアイドルのファンだったかもしれない世界線について

僕は一時期ボラーニョのファンだった。今もそうかもしれない。でもボラーニョのことを大してわかっていないと思う。 彼の小説を読んだのはたまたま、僕が住む田舎の図書館で翻訳された彼の小説を取ったがためだった。あまり期待せずに「センシニ」を読みはじ…

隣の文学畑は文学的に青い

ロベルトボラーニョという作家の小説を読んでいて、彼の小説には「戦争」や「悪」あるいは「そういった不可抗力に虐げられた人々」というテーマが底流として流れていることが多いと気付かされる。それらは結構生々しく立ち現れる。しかし書きぶりは割とポッ…